11日午前3時50分ごろ、大分県中津市耶馬渓町金吉で山崩れが起きてすぐ、中津市担当者から、大分県建設業協会中津支部長の山崎賢太郎沖代建設工業社長の携帯に復旧作業要請の電話が入った。午前5時に、中津市から同協会に対して、正式な要請が届くと、山崎支部長は主な支部会員を招集して、災害復旧チーム編成に動いた。
災害復旧チームは、中津支部会員のA級業者で、福原組、川原組、西畑建設、久保組、修身建機の5社。チームにはB、C、D級業者も参加して、総勢30人、バックホー5台態勢で編成した。
チームは現在、福原組の福原好康社長指揮のもとで土砂撤去作業を行っている。福原社長によると、チームは、10日午前8時に現場入りして、土砂の撤去の作業を開始した。撤去作業は不休で継続されているが、作業の進捗率は10%ほど(11日午前11時時点)。「とにかく土砂の量が多い」(福原社長)と話している。
【大石 恭正】